こらこらコラム 



【その12:カメラバッグに、キャリア固定用バンドを取り付ける】


さてさて。

こらこらコラム、更新は実に7年半ぶりという放置っぷりです。(^^;ゞ

まぁ、別コーナーである「kissが上手になりたいなっ☆」はちょいちょい更新していたのですがねー。

で。
久しぶりの今回の更新は、実はカメラバッグに関する話題です。

カメラ関係と言うことで、kiss上手に乗せるべきか悩んだのですが、カメラ本体に関する話題では無いこと、内容的に自由工作的(笑)なだけでカメラと殆ど関連しないことから、こちらで更新することにしました。

久々の更新ですが、どぞお付き合い下さいな。


●カメラバッグって重いんですよねー

さてさて。
私の趣味の一つが、カメラなのは、サイトを見ての通りです。

んで、コンパクトデジカメや、フィルムカメラも愛用していますが、やっぱり一番使うのはデジタル一眼レフカメラだったりします。

で、このデジタル一眼レフ、結構な重さになったりします。

例えば、EOS 5D markII の場合、本体重量が約905g。これに、レンズとして EF24-105mm F4L IS USM を組み合わせるとすると、こいつの重量が 670g。
ここに更に、交換レンズとして EF 50mm F1.4 USM(290g)と、スピードライト420EX(300g)を足すと、合計で2,165g。2キロ弱になります。

これだけの重量のある、精密機械を、衝撃から守りながら運ぶ必要がある訳です。

そこで、各社から、カメラバッグなるジャンルの商品が販売されています。

カメラバッグの特徴としては、主に以下のような物があります。

・緩衝材が入っていて衝撃から守られる
・中の仕切りがマジックテープになっていて、持ち運ぶ機材に合わせて場所を変更出来る
・撥水加工がされていることがあり、多少の雨風からは守れることがある
・メモリカードなどを入れる小さなスペースが用意されていることがある

勿論、バッグによってコンセプトはまちまちで、ジュラルミンケース状の物、カメラメーカー純正の物、女性向けにカラフルな物、など、色々な商品があります。
バッグ正面 バッグ背面
カメラ量販店で購入した、カメラバッグ。

一眼レフボディ2台+レンズ1本、またはボディ1台+レンズ2本ぐらいは入ります。
バッグ背面。

シンプルな作りで、文字通り何もありません。

んで。
うちには、シンプルな布製(?)のカメラバッグがあります。

多少の雨風は進入しないようになっている上に、サイドポケットも豊富で結構色々収納出来るので、重宝しています。

…ただ…
遠征の時とか、2Kgクラスのものを肩に提げて歩くのは、正直重い訳です。

そこで、他の荷物を入れたキャリアバッグの上に乗せて一緒に引っ張りたいところなのですが…
このバッグには、キャリアバッグなどに固定する為のバンドがありません。

強引に、バッグのストラップ部を巻き付けて対応してみたのですが、長さが微妙で固定出来ないんですよね…。
(´・ω・`)


●無いなら作ってしまおう!

どうしたもんかと思案していたところ、たまたま父から不要になったバッグ用のストラップを入手しまして。

これをカメラバッグの背面に取り付ければイイんじゃね?
ということで、ちょっくら加工してみることにしました。
仮置き ストラップ
キャリアバッグの上部に、カメラバッグを置いた場合の想定図。

この位置で抑えられるようにストラップを取り付けられれば、運搬も楽になるはず!
(`・ω・´)=3
父から貰った、余ったストラップ。

化学繊維で出来ているので、ハサミなどで簡単に加工出来て、切断面のケバ立ちはライター等で炙れば溶けて固まってくれます。

ストラップをカメラバッグに取り付けるに当たって、ボンドでベッタリ付けるんじゃ無くて、マジックテープで着脱可能にすることを思いつきました。

これなら、近場に撮影に行く時は不要なストラップを外せるし、位置の微調整も可能になるかな、と。

利用するマジックテープは、「デュアルロックファスナー」という、強力なやつです。
これなら2Kgクラスの重さがかかっても耐えてくれる・・・んじゃないかなーと。
デュアルロックファスナー デュアルロック近接 通常のマジックテープ
これが、デュアルロックファスナー。

いわゆるマジックテープと同じような用途に使えるのですが、ガッチリ張り付いてくれるのが特徴的です。
デュアルロックファスナーの近接映像。

普通のマジックテープとはちょっと違いますね。
こっちは普通のマジックテープ。

中央部の、キャリアバッグの取っ手部分を「通す」場所は頻繁に開け閉めするので、こちらも併用します。

さて、前述の仮置き写真でも分かる通り、キャリアバッグの取っ手部分の幅は、おおよそカメラバッグの蓋部分に縦に通っている黒い紐部分の幅と同じです。

ですので、まずはデュアルロックファスナーを、この位置に切断します。

長さ的にちょっと余るので、余った部分は上下半分にして、補佐的に使うことにします。
(ちょうど、ストラップの太さが、デュアルロックファスナーの1.5本分なのです)
切断作業 切断完了
こんな感じで位置を決めて、ハサミで切断します。 これが切断後。

右の2つのパーツを、左及び中央のパーツと組み合わせることで、一部分だけでも高さを稼ぎます。

で、実際にカメラバッグに貼り付けるのですが、高さを稼ぐ為の短いデュアルロックファスナーは、長さが短いので、工夫が必要です。

基本的に、荷重がかかるのはキャリアバッグの取っ手部に取り付けた時です。
この時、ストラップの端は、キャリアバッグの厚みの分だけ、カメラバッグの端から離れることになります。

ですので、短い部品は、バッグの端に合わせるのでは無く、ちょっと離れた位置に取り付けることにしました。
貼り付け部 貼り付け完了
こんな感じで、デュアルロックファスナーを装着します。

…周辺部がキチャナイのは、何度か張り直しをした関係で、接着剤部分が使えなくなってしまったので、布用のボンドで補正した為です(汗)
装着完了の図。

普通のマジックテープは、ちょうど取っ手の中央部分に来るように、長さと位置を調整しました。

ここまでくれば、ゴールは間近です。
ストラップ側にも同様にデュアルロックファスナーとマジックテープを装着し、試着してみます。
ストラップ 装着状態
今度はストラップにも、デュアルロックファスナーと、マジックテープを装着します。 こちらが完成図。

では、実際にキャリアバッグの取っ手部分に装着してみましょう☆
カメラバッグ on キャリアバッグ キャリアバッグから外した図
実際にキャリアバッグの上にカメラバッグを置いてみました。

こんな感じで取っ手部分に固定します。
こちらは左の状態のままで、キャリアバッグから取り出した状態です。

やはり、ちょっとストラップが弛んだ状態になっています。
この状態を常時容認するのは辛いので、やっぱりマジックテープ作戦が良かったかなーって。


●重量がちょっとだけ心配ですが…

ということで、とりあえず加工は完了しました。

まだ接着剤などが完全に固定されていないと思われるので、実際に荷重はかけていないのですが、まぁ何とか耐えてくれることを期待しています。

ま、保険でストラップも巻き付けておけば大丈夫かな?と。


にしても、こういうのって、なんで最初から用意されていないんでしょうかね?
(´・ω・`)?

ニーズが少ないのかなぁ…?
そんなことも無いと思うのですが…

自作も楽し言っちゃあ楽しいですが、やっぱり最初から用意されている方が安心なんですけどねぇ〜。

<2012.01.29 ななぼん>


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