HA-1SをNiMHで使おう!
〜天狗でPHSを使うために(笑)〜

時代はエコロジー(激謎)、使い捨ての一次電池はやっぱり不経済。
そこで、電池で動くホームアンテナ(以下 HA)をNiMH充電池で使ってみました。

新旧HA 新旧HA+1Sで使う電池
NTT DoCoMo(旧Personal)のHA2機種。左が今回テストしたHA-1S。右が現状で入手が容易であろう、HA-3S。 大きさを比較するために、1S で使う電池とスリーショット。・・・え?タバコの方が良いって?だっておいら、吸わないしぃ(笑)

 HAとは、PHSの電波のブースターのような物です。例えば家の中で電波が届きにくい時に窓際にHAを置くことによって、室内でも通話を可能にすると言った用途があります。で、電波を送受信するわけですから、当然電力を食います。故に、現在最もポピュラーなHAである「HA-3S」はACアダプターを使い、コンセントの無い所では使えません。

 しかし、今回の主役である「HA-1S」は、本体裏面に蓋があり、開けると乾電池を入れるスペースがあります。そう、電池駆動が可能で、何と外出先でも電波の安定化を行うことが出来るのです!つまり、秋葉原のオフ会で地下の天狗に行くことがあっても、窓際にこいつを置いてしまえばNIFの巡回だろーがWWWだろーが、やりたい放題なんです!・・・まぁ、通話料は気になりますが(^^;

 使う乾電池は単四電池。しかも5本です。奇数ってのがちょっと頂けませんねぇ。連続待ち受け時間はマニュアルによると連続10時間。まぁオフ会で使うといった用途では十分ですかね。ちなみに、HA-1Sの後継機種である「HA-2S」ではもうちょっと乾電池の本数が少なく、更に駆動時間も延びているらしいです。おいら持ってませんし、今となってはもはや入手は困難なので、正確なことはDoCoMoのサイトで調べてください (゜゜ )☆\(--メ)バキッ

 さて。実際おいら、一度だけアルカリ電池で動かしたことがあります。勿論場所は秋葉原の天狗(爆笑)。結果は勿論ばっちりHAとして動き、NIFの巡回に、インターネットのメールチェックに、大活躍でした。簡易登録にすることで同席した方々も利用でき、一石二鳥です。


 ・・・とはいえ、単四乾電池を5本(購入時には実質的に6本になりますね)を使い捨てるというのは、やはり精神的にも経済的にもよろしくないことです。そこで考えるのが、保証外の行為ですが、各種充電池を使う方法です。これならば繰り返し充電が可能ですから経済的ですし、地球環境にも優しい☆

 しかし、保証されていない行為でもある充電池による利用には、メーカー保証云々以外にも様々な問題点(というか不安点)が存在します。

 まず第一の問題点として、最大電圧の差があります。通常のアルカリ乾電池は1.5Vなのに対して、NiMHなどの一般的な充電池は1.3V。これが5本になると7.5Vと6.5Vとなり、結構な差になります。しかしこの問題は事前にチェックできます。アルカリ5本ではなく、4本で駆動してみるのです。1本分はショートさせます。結構危険な行為ですが、4本では6Vですので、これで動けばとりあえず完充電時には動くと考えたのです。結果は勿論動作しました。

 さて、実際に動作はするとして、問題はどのぐらい「使えるか」、と言うことです。30分しか持たないのでは話になりません。最近ではNiMHはかなり大容量化が進んでいるとはいえ、アルカリ電池より長持ちすることはあり得ませんし、回路の電力消費次第ではかなりの短時間で電力が底を尽きるかも知れません

使用二次電池「HR-4S」。見にくくてごめんなさい(^^;
テストに使った、maxellの「HR-4S」。
 そこで。論より証拠、実際に充電池を購入して、動かしてみることにしました。

 今回使用したのはmaxell社のNiMH充電池、「HR-4S」です。池袋の量販店で4本パックを約 \1,400- で、2本パックを約 \650- で購入しました。パッケージには「大容量 ダイナミック700」、電池本体には「1.2V/700mAh(min.650mAh)」と書かれています。ちなみに、当方が買った時点ではこれが一番 mAh 値が大きかったです。まぁ、mAhだけが充電池の性能ではないので何とも言えませんが・・・。

 さて。早速充電して本体に装着。電源をONにすると、見事に駆動しました!やった、やっぱり動いた!!!\(^^)/

 で、そのまましばらくほって置いてみました。実際にPHSをHA-1S経由で使うように設定しても良かったのですが、そうすると電池が切れたときに通話できなくなってしまう恐れがあったのでPHSは登録はしてあるけど使っていないと言うかなりイレギュラーな「待機」状態です。

 結論を先に言いますと、マニュアルに書かれている「約10時間の待機時間」を問題なくクリアしました。というより、きっかり10時間で電池が切れました(笑)。マニュアルの日付は1996年10月。3年弱の月日で充電池はここまで成長しんだねぇ・・・。ううっ、おにーさんは嬉しいよぉぉぉぉ!


 ・・・え?連続通話時間?マニュアル記載値では約4時間となっておりますよ。・・・は?NiMHではどーだったかって???

 ンなもん、調べられませんよ!(爆) おいら、プラン198デイライトなんだし。大体、4時間も通話しないでしょ、自宅で。

 と言うわけで(どんなやねん)、連続通話時間は分かりませんが、恐らく数時間は持つでしょう。これはそのうち実際にオフ会とかがあったら試してみるつもりです(とはいえ、おいら全部合わせても1時間程度も通話しないかも(^^;)。


 そんなこんなで、NiMH受電値で十分実用になることが判明したHA-1S。これで活躍の場が増えることでしょう。


<2000.01.30>


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