改めて611Sをチェック!

昨年からNTT DoCoMoのPHSで、64k通信が始まりましたよね。
そして今、「ロクヨンケー」というキャンペーンが行われているようです。
たまに通信を使うのではなく、通信メイン、でも通信オンリーではない、そんなおいらの独断と偏見で、
改めて、DoCoMoのPHS、611Sについて少々コメントを。



 おいらが最初に手にしたPHSが、そもそも NTT Personal の PALDIO 321S でした。っつーか、モニターに応募したんですけどね(^^;(そういえば、アンケートのような物があるはずだったのですが、全然連絡がなかったなぁ……)既に200LXを使ってNIF巡回とかしていたおいらは、そりゃぁ便利でした。

 ……それにしても、最初に持ったのがPCカード一体型、っていうのもかなりキてますよね、我ながら……

 それはさておき、その後、大学の友人もどんどん携帯・PHS(田舎なので携帯の方が多かったかも(^^;))を持つようになり、徐々に「電話」としての用途が増えてくると、やはり気になるのがその大きさ。何しろType IIのPCカードがそのままひっ付いてるんですからねぇ、ジーパンとか履いてるときは、もうポケットがはち切れんばかり。

 そこでNIFのBBSで「買います」情報を出し、PALDIO 341S を購入。機種変更をしました。PCカード一体型とはいえ、CFサイズですからね。大きさもそれほど大きくないし、丁度良いと言った感じでした。とにかくPCカード一体型に拘ったのは、やはり200LXの影響ですね。いちいちPCカードをさして、ケーブルをさして通信するのでは、面倒くさいですし。

 この機種変更をしたのは昨年5月、既に611Sが出てからでした。勿論64k通信に魅力を感じなかったと言えば嘘になりますが、それ以上に金額的な問題が大きかったですね。当時まだ出たばっかりでしたし、数万は覚悟、と言う感じでしたので。

 その後暫くは341Sの生活が続きましたが、今年になってDoCoMoのキャンペーンが始まり、それに伴い店頭での611Sの価格が暴落。それまで7千円前後だった物が一気に\1,980-などと言う金額に。うーん、恐るべし、キャンペーン!(爆)

 「新規契約金額がここまで落ちたんだったら、機種変更時も安くなっているのでわ?」との安易な思考から、早速各所のドコモショップに問い合わせ。

ドコモショップでの機種変更時の611S本体価格
(当方調べ・2000/04/06時価)
県内某店・地元店都内某店・新宿区都内某店・区外
約\6,000-約\17,000-\1,980-

 地元のショップでは6千円。まぁ、こんなもんかなぁ、と言う金額ですね。区内のとあるショップでは1万7千円(−−;)なんか……凄いですねぇ……。

 そんな中、都内のとあるお店で、\1,980-という金額。驚いて事情を聞くと、何でも先月までキャンペーンを行っていて、在庫が3台あり、その分はキャンペーン価格で販売するとのこと。速攻で取り置きをお願いして電車でそのお店へ。無事、機種変更しました。

 今回は、これらの「PCカード一体型PHS」、主に611Sについて、改めてじっくりと見てみようと思います。
PCカード一体型PHS勢揃い
左から、611S、341S、321S、そしてデータ通信カードDC-P1。

 大きさ的には、やはり611S及び341Sが、321Sに比べて小さくなっていますね。しかし、こと「長さ」に関しては、321Sの方が若干ではありますが小さいことが分かるかと思います。とはいえ、実際に持ち歩くとやはり321Sはでかい。ちょっと苦しいですね。

 電話としては、321Sが漢字に対応していない&着信者名表示に対応していないのでチョッチ気になりますが、この辺は好みの問題ですしね。ただ、611Sになっても、バッテリー容量をメニューで選ばないと確認できないのはちょっときついです。携帯みたいに常時液晶に出してくれているとありがたいのですが……。

 通信時の手間は、ダントツで321Sが簡単ですね。341Sや611Sは、基本的にTypeIIアダプタを装着する時間が出ますので。まぁ、おいら、200LXは341S移行時にCFに移行したのでアダプターは刺さりっぱなしなのですが(^^;

 通信速度ではやはり611Sが早いのですが、高速移動中、たとえば特急電車のデッキで通信をするとき(周りのご迷惑にならないようにデッキで通信した方がよいでしょう。車内で着信音をならすのは言語道断!などは64kで繋いでいると回線が突然切れてしまうことがあります。これは、DoCoMoのPHSの場合、64k通信時にはチャンネル(回線)を2つ使っているのですが、移動で基地局が切り替わったときにその基地局の空きチャンネルが1つだったりすると回線が切断されてしまうのです。(ちなみにDDIの場合には32kにダウンするだけです。)

 ですので、移動通信時用に、電話番号の後に「#32」を付加した、強制32kモード用の設定を用意しておきましょう。こうすることで無用な回線切断を押さえられます。



 ではここで、611Sを使っていて不満に思うことを。

・PHSとしては重い

 まぁ、PCカードをひっつけてるんだから重いのは当たり前ですが(^^;

・きゃらトーク着信音が変えられない

 まぁ、変える必要もあまりないかもしれないんだけど、音が小さいんだよね、デフォだと。ポケットの中に入れておくのが常な当方としては聞こえないことが非常に多くて。せめてボリュームぐらい変えられると嬉しいのですが。

・PDAとしての機能がPCとリンクできない

 611Sには「プランカレンダー」と呼ばれる簡易Appointmentがあるのですが、出来ればこれをPCとリンクしたいですね。まぁ、ここまで来ると殆どDataScope2状態ですが(笑)。


 ということで、殆ど「もう知っとるわい!」というレベルの内容ですが、何にしても割り切って使う分には非常に便利な機種だと思います。

 勿論、通常通話回線とデータ通信線用回線の2回線を所有するとか、P-inを使って、データ通信はPCカード型のPHSにしてしまうと言う手もありますが、両方を1つの機種で済ませたいと思ったら非常に相性のいい機種でしょう。200LXを含むPDAとの相性がいいのも利点ですね(PCカード型PHSの一部機種は電圧の関係でLXでは使えないらしい)。

 願わくば、同じようなコンセプトのPHSを他キャリアでも出して欲しいです。近い物、と言うかかなり優れた物としてDataScopeがあるのですが、32kですし、ちょっと大きすぎます。もう少し小さい、611Sサイズの「DataScope2」を期待しますね。


<2000.04.20>


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