EOS kiss Digital 初心者奮闘(?)記

kissが上手になりたいなっ☆ 



【その15:ドイヒーレンズの実力は!?】


・高性能、高画質だけが、カメラじゃ無い!
最近のデジタル一眼レフって凄いですよね。

高解像、高画質。暗いところでも気軽に撮れて、くっきり綺麗な写真を手軽に残してくれますよね〜。
5万前後で買えるレンズキットだけでも、それはそれは素晴らしい写真が撮れます。


しか〜しっ!

趣味としての写真とは、奥が深い物です。
必ずしも高解像、高画質な物ばかりが望まれる物ではありません。


有名どころでは、最近「トイカメラ」という分野がブームです。

レンズそのものは安い作りで、プラスチックレンズが多く、解像度等の数字スペックで言えば決して優れていないものですが、気軽に味のある写真が撮れると言う事で、カメラ女子なんかに人気ですよね。
その中でも有名なブランドが、HOLGAですね。様々なシリーズが販売されています。

公園とか散歩していると、E-P1等のオリンパスPenシリーズやPanasonic GF2などの小型カメラを持っている人と同じぐらい、HOLGAなどのトイカメラを所有している人を見かけます。


・あえて一眼レフデジカメにHOLGAレンズを装着する!
そんなHOLGAブームの影響でしょうか、エーパワーさんからキヤノンEOS(EF)やニコンFに装着出来るHOLGAレンズが発売されています。

これを使えば、貴方の一眼レフがHOLGAカメラに!
(`・ω・´)=3


…ということで、結構話題になっていたこの商品ですが、元々が中判フィルム向けのレンズなので

『周辺光量落ちが少なく、HOLGAっぽくない!』

という素晴らしい意見が多かったらしいです(笑)。

しかも、エーパワーさん、この意見を採用し、意図的に周辺光量落ちをさせるバージョンを発売してきました!(笑)

それが今回紹介するレンズ、「HL-C(BC)」です。

エーパワー HL-C(BC) 周辺光量落ちシステム「ブラックコーナーエフェクター」搭載 絞りバネの位置が…(汗)
エーパワーのEOS用HOLGAレンズ「HL-C(BC)」 あえて周辺光量落ちを再現する「ブラックコーナーエフェクター」を搭載 安いレンズだから…という訳でも無いのでしょうが、絞りバネの位置が、若干中央からズレてますwww

このレンズを使う事で、「味のある写真」が「デジタル」で気軽に撮れるようになります☆
o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

勿論、フィルムボディに装着して、トイカメラでよく使われる海外系のフィルムを使えば、これまた味のある作品が作れる訳です。


EOS Kiss X4と、HL-C(BC)
HL-C(BC) with EOS Kiss X4
とりあえず、コーナー名でもある「kiss」、EOS Kiss X4に装着してみましょう。


…実は、このコーナーでは話していませんでしたが、今年の福袋で EOS Kiss X4 のレンズキットを購入してました♪
(゜∀゜)アヒャ

初代 EOS Kiss Digital 以降、EOS Kiss X2を使っていましたが、買い換えました。
(まぁ初代は記念にキープしてるので「買い換え」じゃないんですがね)

手ぶれ補正レンズに、ISO12800相当まで撮れる軽量ボディ、ということで、手軽に物撮りとかしやすいので、非常に重宝しています☆


…閑話休題。

それじゃ、さっそくHOLGAレンズでの撮影をしてみましょう♪

※なお、以下の作例でコメント欄が水色の物については、リンク先の画像は無加工(ファイル名のみ変更)になります。


【作例:EOS Kiss X4】

EOS Kiss X4 + EF 50mm F1.8 EOS Kiss X4 + HL-C(BC)
【EOS Kiss X4 + EF 50mm F1.8】

2592x1728 / 1/60秒 / F8 / ISO2500 / 50mm
【EOS Kiss X4 + HL-C(BC)】

2592x1728 / 1/25秒 / F8 / ISO6400 / 60mm


とりあえず、比較用に、EF 50mm F1.8 をF8まで絞ってみました。

HOLGAレンズは60mm F8なので、ちょっと違うんですが、まぁ我が家で一番安価な単焦点レンズでもありますし、焦点距離も近いって事で、これにしてみました。
…手持ち撮影なので、構図が一致していないのは御愛敬ってことで…(汗)


左が EF 50mm F1.8 での撮影です。

キヤノン至上最強レベルのコストパフォーマンスを誇る EF 50mm F1.8 。流石に綺麗ですね〜。


そして右が、HL-C(BC)での撮影です。

ISO感度が統一されていないので荒くなってしまっていますが、むしろそれがトイカメラっぽい絵の雰囲気を醸し出している気もしますww
ちなみに写真からは分かりませんが、ファインダーは恐ろしく暗いです。屋外なので何とか撮れましたが、曇天時などはライブビュー撮影の方が楽そうでした。

そして注目の、周辺光量落ちを再現する「ブラックコーナーエフェクター」の効果ですが、APS-Cサイズである EOS Kiss X4 でもキッチリ周辺が光量落ちっぽく表現されていますね〜。


…と、ここで一つの疑問が。

EOS 5D markIIと、HL-C(BC)
HL-C(BC) with EOS 5D markII

画角の狭いAPS-Cサイズで、これだけ周辺が光量落ちしてるってことは…
フルサイズ(35mm判)だと、一体どうなるんでしょう!?


ということで、今度はフルサイズ機である、EOS 5D markII に装着してみました!
(`・ω・´)=3

私が所有するデジタル一眼レフカメラの中でも最高級の画質を誇る、EOS 5D markII。
これにHOLGAレンズ付けたら、一体どうなってしまうんでしょうか!?


早速撮影してみましょう☆


【作例:EOS 5D markII】

EOS 5D markII + EF 50mm F1.8 EOS 5D markII + HL-C(BC)
【EOS 5D markII + EF 50mm F1.8】

2784x1856 / 1/40秒 / F8 / ISO1250 / 50mm
【EOS 5D markII + HL-C(BC)】

2784x1856 / 1/13秒 / F8 / ISO3200 / 60mm

まずは、EF 50mm F1.8での撮影です。

周辺部まで綺麗に撮れてますねー。
5Dでも遺憾なくその実力を発揮する EF 50mm F1.8。本当に凄いレンズだと思います。


そして、注目のHOLGAレンズ、HL-C(BC)です。

すっげー周辺部が暗いですね!
Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)

『光量落ち』というレベルを超えて、ケラれてしまっています。
ここまでくると驚愕です。

ちなみに、EF 50mm F1.8 のデータと比べると、周辺が黒いからでしょうか、1MB近くファイルサイズに開きがあります。
これまた驚愕です。


・貴方のデジタルライフに味のあるスパイスが☆
さて、APS-Cサイズとフルサイズ、どちらの方が面白いか、という話なのですが、個人的にはどっちも面白いと思っています。

APS-Cは文字通り「光量落ち」っぽさが出る上に、EOS Kiss X4などの軽量ボディがあるので、散歩撮影にはもってこいです。
一方、フルサイズ機で撮ると、ドイヒーレベルがMAXです(笑)。折角のフルサイズが台無し、という面白さはプライスレスです♪

どちらにも楽しさがあって、そういう意味でのコストパフォーマンスは凄いと思います。
これが3千円ちょいでゲット出来るんですから、毎日の缶コーヒーをHOLGA貯金に回して購入するのは十二分にアリだと思いました。


ちなみに、HOLGA135用各種レンズも装着出来るそうなので、それらも揃えればより撮影の幅が広がりそうです。

単なる高画質写真に飽きたら、こんな写真も楽しいですよ♪

<2011.05.04 ななぼん>


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