さて、前回、EFマウントのレンズをエタノールや蒸留水で洗浄してみたり、あまつさえ分解洗浄してみたりした訳ですが。 結論的には、「使い物にならない筒を一つ生成した」状態な訳ですよ。 しかし、やはり気になるのは、「最初の乾燥できちんとしていたなら、どうなっていたのか?」という点。 一度気になり出すと、気になって気になって、もう夜も眠れぬ日々が続く訳ですよ。 ここは一つ、もう一度試みてみるしかない!と。 注意!! 以下に掲載している情報には、非常に危険な行為が含まれています。 これらの行為に及んだ場合、レンズの破損のみならず、失明、負傷、重傷、死亡に陥ったり、火災などにより資産を消失する恐れもあります。 これらの損害、不具合、その他一切の現象について、筆者は一切の責任を負いません。ご注意下さい。 試される場合にはあくまで自己責任で。
注意!! 以下に掲載している情報には、非常に危険な行為が含まれています。 これらの行為に及んだ場合、レンズの破損のみならず、失明、負傷、重傷、死亡に陥ったり、火災などにより資産を消失する恐れもあります。 これらの損害、不具合、その他一切の現象について、筆者は一切の責任を負いません。ご注意下さい。 試される場合にはあくまで自己責任で。
今回利用したEF 35-80mm F4-5.6。 レンズ内部に水滴のような物が見えます。 さて、今回尊い犠牲となるのは、CANONのレンズ「EF 35-80mm F4-5.6」。 ジャンク品として販売されていた一品です。 AF動作は問題なく動き、一応撮影は可能なのですが、レンズ内部を目視すると水滴のような"何か"が見えます。 それ以外にも、眼鏡でコーティングが剥げた際のような、謎の傷跡も確認出来ます。 今回のポイントは、 ・エタノールの消費量を抑える ・乾燥時に埃の進入を防ぎつつ、レンズ中央に乾燥痕が出来るのを防ぐ ・怪我をしないw 以上三点な訳ですね。 ちなみに用意したエタノールは、前回同様、500mLを2本で合計1L。 本当は500mL一本にしたいんですけどね… では、早速実験です。 今回も風呂場へ移動〜♪ またも、ケース内に注がれるエタノール。 今回はどうなるかしらねぇ… 御免なさい〜〜〜完全にピンぼけ(号泣) 最初はこんな感じで、一部だけを洗う感じでゆっくりと作業していたのですが… 途中、レンズをエタノール内に落としてしまい、エタノールが「びちゃっ!」と飛び散ってしまいました(汗) 慌てて洗顔しましたとさ orz 仕方なく、横向きで完全に水没させ、レンズを水車のようにくるくると回転させて洗浄… 洗浄後の容器内部。 今回は相当汚れが洗われたようで… 洗浄後はこんな感じで押入の中に… とりあえず、250mLほど容器に入れて、少しずつ、少しず〜つレンズを入れてみます。 前回は、完全水没状態で30分ほど放置しましたが、今回はカビもないので、完全に漬け込むことなく、手で持ちながら、慎重に、慎重に… つるっ どっぽ〜ん☆ 「うわわわわわわわわわ」 思わず手を滑らせ、容器の中にレンズを落としてしまいました。 水しぶきならぬエタノールしぶきが宙を舞う☆ …目に入らなくて本当に良かった(汗) この実験の危険性を再認識した一日でした。 次に乾燥です。 前回は焦って乾かした為に? 埃がレンズ内に付着した訳ですが。 今回は時間をかけ、押入の中でじっくりと乾燥です。 これらの作業を、合計二回行ってみました。
さて、全てが終わったところで、レンズの中を覗いてみると… 前回のような曇りは全くなく、非常にクリアな状態。 但し、当初見られた小さな水滴の乾燥痕と思われる、点々とした何かが見られます。 ん〜洗い流せなかったか… AF駆動系も問題なく、とりあえず使えると言えば使える…かも。 何はともあれ、洗浄前と後で写真を撮り比べてみました。 (今回は間違ってLargeで撮影してしまったので、縮小画像です) 【EF 35-80mm F4-5.6 洗浄前】 1/125秒 / F4.0 / ISO800 / 35mm / ストロボ発光 【EF 35-80mm F4-5.6 洗浄後】 1/200秒 / F4.0 / ISO800 / 35mm / ストロボ発光 左の写真が、洗浄前の35-80mmで撮影した写真。 右の写真が、洗浄後の同レンズ。 はっきり言って、殆ど違いがありません。(汗) 元々、凄く汚れていた訳ではなく、F値開放付近ではあまり気にならなかったレンズなので… まぁ、洗浄後の方がシャッタースピードが速いし、写真がクリアに見えなくもないので、そういう意味ではクリアになったのかなーとも思えないことも無いのですが… 微妙なところですね。 このまま継続して利用出来れば、まぁある意味では成功と言えるかも知れませんが…。
さて、再チャレンジしてみた訳ですが、結局エタノール洗浄は意味があるのでしょうか? 自分でやっといて何ですが、まぁ「意味はない」と思います。 ポイントは継続利用時の問題ですね。 今はAF等正常に動いていますが、未来永劫正常動作するか分からず、いざ使おうと思ったら動かない、なんて可能性もある訳ですよ。 ジャンクはあくまでジャンク。 やはり正常動作を期待するなら動作確認済みの中古品か、新品を買うべきですね。 あとは、手持ちのレンズが汚れた場合などは素直にメーカーに出した方が良いでしょう。 多少の出費を惜しんで、台無しにしても、ねぇ。