MC-R500 関連情報

NEC が満を持して出した WinCE2 マシン、MC-R500。
現在でも R530 として生き続けているそのコンセプトは、やはり目の付け所が(以下略(爆))。
しかし、初代と言うこともあって、色々と FAQ が必要な場合もあるのが R500 です。
そんな R500 のページ。







OFFICE 2000 を使う場合の注意

MC-R500 は、仕様上、PowerPoint 2000 環境下でプレゼンテーションファイルをコンバートして表示させることが出来ません。
これは、付属 CD-ROM の CE サービス 2.1 でも、最新の ActiveSync 3.0 でも、状況は変わりません。
コンバートは正常に終了してコピーされるのですが、PocketPowerPoint で表示させようとすると
画面イメージの上半分にぐちゃぐちゃになったモノが表示され、下半分が真っ黒という状況になります。

解決策はありません。素直に PowerPoint 97 に戻すしかありません(^^;

ちなみに、ROM アップグレート化した R500 ではこの問題は生じません。
個人的には多分 WindowsCE2.0 の問題だと思います(^^;

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蓋を開けたときに勝手にボイスレコーダが起動する

これは、R500 最大の欠点と言える問題だと個人的には思っています(^^;

R500 は設計上の問題(?)から、蓋の開け閉めを繰り返すうちに
左側のヒンジの部分が割れて、中の基盤が見えてくるようになります。
つまり、銀色のNECロゴの付いてるガワと黒い液晶側のガワが分裂していってしまうんですね(^^;

そして、この症状が出てくると、すぐ隣にある rec ボタンが蓋の開け閉めの時に勝手に押されてしまうのです。
これが、「勝手にボイスレコーダが起動する」原因です(^^;;;;;

解決策としては、レジストリを操作して、rec ボタンが押されてもアプリケーションが起動しないようにします。
ただし、この方法は非保証行為ですので自己責任でお願いします。

「\\HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Shell\Keys\40CF」という場所に
「Default」という文字列がありますが、この中身が rec ボタンが押されたときのアプリケーションです。
ですので、「40CF」というキーそのものを削除してしまえば、rec ボタンが押されてもアプリが起動することはなくなります。

変更後は本体裏のリセットボタンを押して再起動してください。再起動しないと設定は有効にならないようです。

ちなみに、例えこのキーを削除しても、
「MGボイスレコーダ」の方で rec ボタンを押したときに MG ボイスレコーダが起動するようにしておくと
ちゃんと MG ボイスレコーダが立ち上がるようになります。
rec ボタン機能が欲しいときはこれで代用するという手も使えますね。

 また、「ボタンが押された」と言うことそのものを無視させることは出来ないので蓋を開けるときにボタンが押され、電源が入ってしまいます。
 ただ、どうも閉じるときには押されないみたいですし、あまり実害はないかと思われます。

ちなみに、レジストリエディタは WinCE にはありませんので別途オンラインソフトで入手してください。

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OFFICE 2000 が使えないために OFFICE 97 環境に戻す際の注意

前記してあるように旧 ROM の R500(と言うか恐らく WindowsCE2.0 マシン)の場合、OFFICE 2000 導入は問題があります。
(まぁ、PowerPoint を使わない人には無関係ですが(苦笑))

で、おいらのように、
OFFICE 2000 をアンインストールし、改めて OFFICE 97 をインストールするという方も少なくないと思います。

しかし、普通にコントロールパネルからアンインストールして再起動し、OFFICE 97 を導入してしまうと
今度は「変換に必要なプログラムがインストールされていない」というエラーに悩まされてしまいます。

これは、アンインストール作業時に、「C:\Program Files\Common Files」の内容が削除されずに
OFFICE 2000 のファイルが残ってしまうためです。(フォルダ名は PC/AT のデフォルト名)
しかも、通常の OFFICE の動作には問題がないので結構気づきません。
実際おいらも引っかかりました(苦笑)。

HDD の中身を完全に消去する(Format をかける/FDISK からやり直す 等)の場合は無関係ですが、
中身を残しつつと言う場合には「C:\Program Files\Microsoft Office」だけではなく
必ず「Common Files」も消去しましょう。

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